🩺「一生付き合う病気」だと思っていませんか?――潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis)と身体の回復力

「病気を受け入れること」と、「治ることをあきらめること」は、同じではありません。
「この病気とは一生付き合っていくしかない。」
そう言われてすごく傷ついた人もいるでしょう。
「薬で抑えられているから、それで十分。」
そう思って、心を落ち着かせた日もあるでしょう。
でも、そう思い続けているうちに、身体が本来持っている『回復する力』まで、信じられなくなってしまうことがあります。
もちろん、病気になった意味を考えることは、とても大切です。
そこから気づきを得たり、生き方が変わったりする方もたくさんいます。
でも、それは「だから治らなくてもいい」ということとは別の話です。
身体は、本来、できる限り健康な状態へ戻ろうとする力を持っています。
だから難難研では、
「身体は治ろうとしている。その力を止めているものを、一緒に探していこう。」
そんな視点を大切にしています。
そのうえで、潰瘍性大腸炎という病気を見ていくと、現代の環境や心身の状態との関係が少しずつ見えてきます。
■ 潰瘍性大腸炎とは
潰瘍性大腸炎という病気を知っていますか?
日本ではこの30年で患者数が3~4倍にも増え、若い世代にも広がっています。
潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に慢性的な炎症が起こる、自己免疫性の腸疾患です。
炎症は大腸の内側に広がり、下痢・血便・腹痛などの症状を繰り返します。
なぜこんなに増えているのか?
潰瘍性大腸炎の増加は、ひとつの原因では説明できません。
複数の環境要因が重なり、腸の免疫が過敏になってしまうことで発症すると考えられています。
● 心理的ストレス(実はこれが一番大きいのでは?)
腸はストレスの影響を非常に受けやすい臓器なのです。
ストレスが続くと自律神経が乱れ、腸管免疫が過剰反応しやすくなります。
● 腸内細菌叢の乱れ(約3割)
腸内細菌の多様性が低下すると、粘膜バリアが弱まって 免疫が「攻撃しなくていいもの」を攻撃してしまうことがあります。
● 免疫系の一時的な活性化
薬物などを含む身体に入ってきた外的刺激によって、免疫が一時的に揺らぐことがあります。
潰瘍性大腸炎との直接的な因果関係は証明されていませんが、 体質によっては免疫バランスが不安定になる可能性は十分あると思っています。
● 食生活の欧米化
脂質の多い食事、加工食品、食品添加物などは腸内細菌のバランスを崩しやすく、 粘膜バリアを弱めることが知られています。
ここまでは一般的に言われているものです。
難難研では、これは意外にも重要なものとして次のものが大きくかかわっていると思っています。
● 心身の内側の緊張
長期間の心理的負荷や、心の奥に溜まった緊張は、 自律神経を乱し、腸管免疫を過敏にすることがあります。 これはストレスとはちょっと違うもので、もっとコアな部分で緊張を続けているものがみられます。
主な症状
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下痢
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血便
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腹痛
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発熱
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倦怠感
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便意切迫
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貧血
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体重減少
症状には波があり、良い時期(寛解)と悪い時期(増悪)を繰り返します。
これが患者さんの心の大きな負担になります。
たとえ今、寛解期(症状が落ち着いていて普通の生活が送れている状態)だったとしても、
いつ再発するかはわからない。
これがとても大きな精神的な不安と感じる患者さんが多いのです。
現代医療での治療
上記の症状が起こることによって、免疫系が大腸の粘膜を誤って攻撃してしまうことで炎症が起こる病気 とされています。
ですから、過剰反応した免役は、 炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-13など)を大量に産生してしまいます。
ただし、サイトカインは「原因」ではなく、 体が負荷に反応している結果にすぎません。
現代医療の治療は、 炎症を抑え込んで寛解にもっていくことが中心です。
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5-ASA製剤
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ステロイド
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免疫調整薬
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生物学的製剤
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JAK阻害薬
これらは炎症性サイトカインの産生を抑え、 免疫の暴走をコントロールするためのものです。
現代医療は 「原因を取り除く」というよりも、 免疫の過剰反応を抑える対症療法的な側面が強い 治療となります。
自然エネルギー療法でのアプローチ
自然エネルギー療法では、 腸の炎症は“内側の負担”が積み重なった結果として現れる という見方をします。
● 心身の負担をほどく
心の奥に溜まった緊張や負荷をほどくことで、 自律神経が整い、腸の粘膜バリア機能が回復しやすくなります。
● 薬物負荷の“中和”
薬物や長年蓄積された老廃物を、内側から緩めていくアプローチを中和と表現しています。
心身の緊張をほどくケアは、この中和の一部として役立つ可能性があります。
●腸内細菌叢を整える
腸内細菌叢を整える方法はいくつもあり、最近では便移植なども取り組まれていますが、治療としては簡単な方法ではありません。
自然エネルギー療法ではもっと簡易な方法で腸内細菌叢を整えていきます。
● 自律神経の調整
ストレスや緊張が続くと、腸管免疫が過敏になります。
そして、冒頭でもお話したように、身体の回復を妨げているものを取り除いていきます。
まとめ
潰瘍性大腸炎は、「一生付き合う病気」と言われることがあります。
でも私は、そう決めつける必要はないと思っています。
これまで多くの方の身体を見てきて感じるのは、身体は決してあきらめていないということです。
炎症を起こしている身体も、痛みを抱えている身体も、本当は元の健康な状態へ戻ろうと、今この瞬間も働き続けています。
だから大切なのは、身体と戦うことではなく、身体が治ろうとする力を信じ、その力を妨げているものを一つずつ見つけていくことなのです。
現代医療は炎症を抑え、症状を落ち着かせるための大切な支えになります。
そして自然エネルギー療法では、その先にある
「なぜ身体は炎症を起こし続けるのか」
という視点から、身体全体を見つめ直していきます。
私は、「難病」という言葉よりも、
「まだ身体の回復を妨げているものが残っている状態」として見ています。
だから、あきらめなくていい。
あなたの身体には、今日も回復しようとする力があります。
その力を信じて、一緒に身体の声に耳を傾けてみませんか。
私はこれまで、現代医療では改善が難しいと言われたさまざまな症状の方々と向き合ってきました。
もちろん、すべての方が同じ経過をたどるわけではありません。
それでも、身体の回復力を信じ、内側の負担を一つずつ整えていくことで、大きく変化された方を何人も見てきました。
難難研では、そのプロセスを一緒に歩むモニターさんを募集しています。
「もう治らない」と思い込む前に、一度、ご自身の身体が本当に伝えたいことを見つめてみませんか。
自分の内側を整える気持ちがある方は、どうぞお声がけください。
内側が整っていくプロセスは、ひとりでも進められるけれど、 ときどき、環境を変えて深く自分に向き合う時間を持つことで、 さらに大きく進むことがあります。
そんな時間をつくるための「大人の合宿」もご用意しています。
あなたの身体は、今日も治ろうとしています。
その力を、もう一度信じてみませんか。
身体は、あなたを苦しめるために症状を出しているのではありません。
難難研は、「難病だから治らない」ではなく、
「身体には回復する力がある」という視点から研究とサポートを続けています。
以前、ブログで腸内細菌の話を書いていたのを思い出して
よかったら読んでみてください。
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日本全国・海外からもご相談いただいています。
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